東京個別指導学院は、「子どもたちの個性・やる気・将来の夢に向かうエネルギーを個別指導により引き出し、勉強の楽しさ・できる喜びをわかってもらい、 次の社会を担う活力ある人財を育てる」というコンセプトのもとで1985 年に設立されました。学院長の馬場信治は、慶應の学生時代から塾を経営し、時代の 変化やそこでの教育のあり方・塾のあり方を模索しながら、一見非効率に見える個別指導という事業形態をいち早く取り入れました。その後、基幹システムの 導入などにより効率的な運営ができる仕組みを作り上げ、2000 年8 月に株式を店頭登録、2002 年8 月に東京証券取引所市場第二部上場、2003 年8 月1 日に は東京証券取引所市場第一部に株式を上場いたしました。 2006年5月末の直営教室数・生徒数は日本一を誇り、2006 年5 月期の業績は、売上高160.7 億円（前期比14.2％増）、経常利益23.6 億円（前期比37.8％ 増）、当期純利益13.4 億円（前期比47.1％増）となっております。 ■事業コンセプト 近年、社会構造の変化や求められる人材像の変化により、生徒・保護者の学習塾に対するニーズに大きな変化が生じてきました。従来の知識教育偏重で受験 制度をクリアするための効率性ばかりを追求した集団指導教育へのニーズは減少し、生徒一人ひとりの目的、学力、性格に即した個別教育ニーズがますます高 まってきています。1999 年9 月には、当時の文部省が「塾との共存」という文部省審議会答申を発表し、塾を学校外教育機関として初めて認知いたしました。 東京個別指導学院の事業コンセプトである個別指導は、集団指導にはない「生徒第一主義」が基本であり、文部省の答申にある公的教育機関を補完できるも のであると自負しております。 ■マーケット状況・サービス内容東京個別指導学院が対象とする生徒層は、進学目的の集団指導塾が対象としている生徒層とは違います。大手進学塾は偏差値60 以上の生徒層をイメージタ ーゲットとして考えていますが、ここに位置する生徒数は全体の20−30％程度でしかありません。その他の70−80％は偏差値50 前後ないしはそれ以下の生 徒であり、学校の授業に何とかついていっている、もしくはついていけていない生徒です。 東京個別指導学院は、従来家庭教師がイメージターゲットとしていた平均以下のこうした生徒層をマーケット対象としています。 下記7点は、東京個別指導学院の個別指導の特徴を示すものです。 東京個別指導学院の最大の特徴は、生徒が講師を選ぶことができる「講師指名制度」を採用している点です。相性のあう講師と学習することで、生徒の学習 モチベーションを格段にアップさせることが可能となっています。講師との相性が悪ければ、いつでも講師を変更することもできです。 入塾時には、まず生徒の現状を見きわめ、個々の目的や学力さらには性格にピッタリあった個別のカリキュラムを作成し指導します。「レベルチェックテキ スト」は、「どこまでできていて、どこがどうできていないのか」をチェックするためのオリジナルテキストです。また、旺文社の協力の下、独自に開発した 「TKG スモールステップテキスト」は、細かい階段を一歩一歩ステップアップしていけるように作られたテキストとなっております。 こうして、「できる」ところまで戻って指導し、達成感を積み重ねながら基礎学力を確実に身に付けさせ、個々の目標をクリアさせていくことが、東京個別 指導学院の教育プログラムの特徴です。 既存の集団指導塾の多くが生徒数の減少に悩む中、東京個別指導学院は、新設教室はもとより既存教室においても毎年売上高を伸ばしております。社内組織 運営においても、成果主義に基づいた報酬制度とインセンティブの導入により、企業全体が成長を目指す組織作りを実践しています。 |
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